「通常シャットダウン」と「完全シャットダウン」
Windows10では「通常シャットダウン」と「完全シャットダウン」のモードが存在します。
デフォルトの設定は「通常シャットダウン」となっています。
通常シャットダウンとは
通常シャットダウン時は「高速スタートアップ」の機能が有効になっています。
高速スタートアップについて
メリット
- パソコンの起動時間が若干早い。
デメリット
- パソコンシャットダウン時に若干時間が掛かる。
- パソコン起動時にF2キーをなどを押し、BIOSの設定画面を開くことが出来なくなる。
- Windows Updateの更新プログラムがうまく適用されないことがある。
- USB機器(USBメモリなど)が、認識されなかったり不具合が起きる場合がある。特にUSB機器が1.1などの古い規格で起こりやすい。
- インターネットが突然繋がらなくなることがある。
- 1台の記憶装置(HDDやSSDなど)を共有して、複数のPCで使用している場合は、データが消えてしまったり、片方のパソコンが認識しなかったりする場合がある。
ココがポイント
Windowsを高速で起動できますが、規格の古い周辺機器が認識されなかったり、BIOSなどの設定変更を行ったあとにパソコンが正常に起動しなかったりする場合があります。
完全シャットダウンとは
キーボードの「Shift」キーを、押しながら「シャットダウン」をクリックすると、完全シャットダウンとなります。
完全シャットダウンについて
メリット
- パソコンの不具合が起こりにくい。
デメリット
- パソコンの起動時間が若干遅い。
ココがポイント
パソコンの調子が悪くなったら、まず完全シャットダウンを試すと良いでしょう。
常時完全シャットダウンにする方法
以下の手順で通常のシャットダウンを完全シャットダウンに変更することができます。
step
1「Windows」ボタンを右クリックしてシステムを選択します。
step
2「Windowsの設定画面」で「システム」をクリックします。
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3「電源とスリープ」をクリックします。
step
4「電源の追加設定」をクリックします。
step
5「電源ボタンの動作を選択する」をクリックします。
step
6「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。
step
7「高速スタートアップを有効にする」のチェックをOFFにして「変更の保存」ボタンをクリックします。
以上で設定は完了です。