Windows10のノートパソコンでディスク使用率100%発生
ディスク使用率のみが100%になる
タスクマネージャの概要
CPU:8%
メモリ:35%
ディスク:100%
ネットワーク:0%
上記のタスクマネージャの図を見ていただくと分かるようにディスク使用率のみが100%となっています。
Windowsが起動してから10分程度はディスク使用率が100%の状態が続くのです。
この間エクスフローラを起動しようとしても30秒かかったり、マウス操作も出来ないほど重い状態が続きます。
タスクマネージャを見ていると、Windowsコンポーネントの起動→ウィルス対策ソフトの起動→その他のプログラムの起動と平行ではなく待ち行列で順番に実行されているようです。
全ての処理が終わると普通にパソコンを使用出来る状態となります。
再起動後、ここまで10分程度待たされるわけです。
Windows10のノートパソコンのスペック
ノートパソコンのスペック
機種 | HP Pavilion Power 15-cb002TX |
OS | Windows 10 Pro (64bit) |
プロセッサー | インテル® Core™ i5-7300HQ プロセッサー(2.50GHz-3.50GHz, キャッシュ6MB) |
メモリ | 8GB (8GB×1) DDR4-2400MHz |
ストレージ | 1TB ハードドライブ (SATA, 7200回転) |
グラフィック | NVIDIA® GeForce® GTX 1050 4GB (GDDR5) |
ディスプレイ | 15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (1920×1080 / 最大1677万色 / 220nit) |
プロセッサーは「インテル® Core™ i5」、メモリは「8GB」、HDDも「7200回転」とかなり高スペックなノートパソコンとなります。
しかしディスク使用率100%の状態が続くのです。
原因はWindows10の読み出し要求にハードディスクが追いついていない!
Windows10になってからはハードディスクへの読み書きがWindows7やWindows8に比べると段違いに多くなっています。
ハードディスクは連続した領域の読み書きは高速ですが、Windowsが要求するランダムな領域の読み書きは苦手です。
その結果CPUの使用率は8%でもディスク使用率は100%の状態が発生するのです。
SSDを追加したら使用率100%は解消しました!
この機種は購入時に「256GBSSD (PCIe NVMe M.2)+1TB ハードドライブ (7200回転)」を選べますが、2万円程度高くなるので「1TB ハードドライブ (7200回転)」のモデルとしました。
PCIe NVMe M.2のスロットが付いており、SSDを追加することが出来ます。
結局、512GBSSD (PCIe NVMe M.2)を追加し、ツールを使用してシステムをハードディスクからSSDへ移動しました。
SSDを以下のように追加しています。
※SSDの取付方法、OSのハードディスクからSSDの移紹介行ついては別記事で予定です。
ディスク使用率は0%になりました!
今までWindowsが起動してから10分程度はディスク使用率が100%の状態が続いていましたが、
SSDへ移行後はWindows起動後すぐにディスク使用率が0%となりました。
ハードディスクとSSDの起動時間
ハードディスク | SSD | |
OS起動時間 | 1分3秒 | 16秒 |
ログイン後のディスク使用率 | 100% | 3% |
ディスク使用率が0%になるまでの時間 | 10分 | 33秒 |
表を見て頂くその差は歴然ですが、SSDの場合OS起動後すぐにパソコンを使用出来る状態となります。
まとめ
Windows10では起動ディスクにSSD、データディスクにハードディスクを選べるマルチディスクのパソコンをお勧めします。
CPUのランクを1段落としてでも起動ディスクはSSDにすると幸せになれます。